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M’s relationの解体通信~4~

皆さんこんにちは!

M’s relation、更新担当の中西です。

 

今回は、実際の現場での成功事例を通じて、どのような工夫が成果につながったのかをご紹介します。

解体工事は、建物を撤去するだけではなく、地域の安心・安全を守りながら、次のステージへとつなげる大切な仕事です。
さまざまな課題に対して、現場のチームがどのように工夫と連携を行い、工事を成功に導いたのか。そこに隠された「秘訣」に迫ります!


1. 成功事例その1:老朽化したビルの解体工事

 

現場:市街地中心部の商業ビル(築50年以上)

▶ 課題

  • 隣接するビルとの距離が非常に近く、振動や騒音の影響が懸念される現場。

  • 高さがあるため、解体中の落下物のリスクや、歩行者への安全確保も大きな課題でした。

▶ 対応策

  • 低騒音型・低振動型の特殊重機を選定し、作業時の振動を最小限に抑制。

  • 解体箇所を囲うように防音・防塵シートを多層で設置し、環境対策を徹底。

  • 近隣建物のオーナーや住民に対して、着工前の丁寧な説明会を実施。不安の声に耳を傾け、進捗報告や相談対応をこまめに行いました。

▶ 結果

  • 工期内にトラブルなく解体完了

  • 近隣からの苦情は一切なく、周辺との信頼関係も構築できました。

  • この現場の成功がきっかけで、次の再開発プロジェクトもスムーズに進行できたとの評価をいただきました。

担当者の声:
「解体という仕事は“壊す”だけでなく、“気を配る”ことの積み重ね。丁寧な対応が、工事のスムーズさと地域の信頼につながると実感しました。」


2. 成功事例その2:緊急性の高い解体工事

 

現場:地震で部分的に倒壊した住宅街の一画

▶ 課題

  • 地震の影響で建物が傾き、周囲に倒壊の危険性がある緊急事態。

  • 周囲には避難生活を送っている住民もおり、速やかな対応と安全確保が急務でした。

▶ 対応策

  • 地元自治体と連携し、緊急対応専門チームを即日編成

  • 重機での解体作業と並行し、人力での細かな取り壊しも並行して実施

  • 解体後の瓦礫は迅速に分別・撤去し、仮設住宅や次の建築作業の支障にならないよう配慮しました。

▶ 結果

  • 予定よりも3日早く解体と撤去を完了

  • 作業中も周辺住民との連携を密に取り、現場には感謝の言葉が多数寄せられました。

  • 緊急対応における現場判断と迅速な行動の重要性が再認識された現場でした。

作業員の声:
「現場に入ったとき、近所のおばあちゃんから“頼りにしてるよ”って言われたのが忘れられません。命と暮らしを守るための解体工事なんだと、身が引き締まりました。」


3. 成功事例から見えた共通の「秘訣」

 

これらの現場で成功を収めた背景には、共通するいくつかのポイントがありました。

✔ 綿密な計画と事前準備

現場の条件や周辺環境を十分に把握し、柔軟な工法の選定や安全対策を事前に構築

✔ 近隣や関係者との信頼構築

「壊す前に話す」が基本。事前の説明と、工事中のこまめなコミュニケーションが、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。

✔ チーム力と判断力

予期せぬ事態に即応できるよう、現場スタッフの技術力と連携体制が整っていることが成功の土台に。

✔ “人のため”という意識

どんな現場でも、「ただの作業」ではなく、人々の暮らしや未来のための仕事だという意識が、すべての行動に表れていました。


まとめ:成功の裏には「見えない努力」がある

 

解体工事の成功は、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねること、そして**「地域への思いやり」と「現場対応力」**があってこそ実現します。

  • 周囲との信頼関係を築く力

  • 状況に応じて柔軟に対応する力

  • チーム一丸で乗り越える力

こうした力の集積が、解体現場の成功へとつながっているのです。

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